東京に来てから最初の一週間は電車に乗るのも怖かったです。「この広い東京で迷ってしまったらどうしよう」と思いながら、まだ電車に一人で乗る勇気がありませんでした。しかし、家にもいるのはつまらなかったから、だんだん寮の周り、早稲田キャンパス、隣のコンビニに行き始めました。「千里の道も一歩から」みたいに、私も近い周囲から東京の発見に出ました。
初めてコンビニに行ったとき、忘れられない経験がありました。日本人の皆様はコンビニが普通だと思うかもしれないけど、私の国ではコンビニがあまりないのでいろいろ驚きました。「わあー!わぁー!何でもある!美味しそうなサンドイッチ、おにぎり、弁当、コーヒー、抹茶ラテ、お菓子の天国!コンビニは幸せだ!」と思いました。しかし、色々な物の中で、私が買いたかった砂糖みたいな単純なものはなかなか見つけられませんでした。どうしても砂糖が見つからず、コンビニの店員さんに「すみませんが、砂糖はどこですか」と聞きました。その時、いわゆる日本人の優しさと接客の高いレベルを初めて感じました。そのコンビニの店員さんはわざわざレジを出て、私に砂糖を三種類も見せてくれました。店員さんのおかげで、買い物がうまくできたし、知らない人と日本語を使えて、コミュニケーションができて、とても満足しました。
その時以来、コンビニだけではなく、ホテル、レストラン、学校、など色々な場所で日本の素晴らしい接客と接しました。「お客様は神様だ」の意味は十分わかってきました。